13.悩んじゃうのは可愛い米びつがないこと
わたしは、自分の身のまわりが、
お気に入りのもので囲まれていたなら、いいな、と
思っているので、
一つのものを買うのに慎重に考えるときが
しょっちゅうあります。
(もちろん、運命の出会いだ~とかいって
衝動買いもしますが・・・笑)
ここ数年、試行錯誤しているのが
「米びつ」です。
最初はよくあるプラスチックの物を買い、シンクの下にしまっていました。
でもその白い米びつの側面が薄汚れてきてしまうこととか、
それ以前にプラスチックという素材に嫌になってしまい・・・
アンティークのボトルに詰め替えるコトにして、
その米びつは捨ててしまいました。
でもその瓶が細長すぎて、あまり使い勝手がよくなくて・・・。
ガラスの大きな瓶でふたつきのを、売っていますが、
(おしゃれブロガーさんがこのガラスの瓶を使っていること、よくありますね)
何となく私は心惹かれなくて。
理想は、アンティークのフラワー(小麦粉用)缶。
でも、これがまた、ちょっとお高くて・・・1万以上しますものね。納得のいくクオリティだと。(アンティーク調、でがまんする?)
そこでぱらぱら本を見ていてひらめきました。
昔、中国北京のどの家にも大きな小麦粉の袋があった、という
写真から。
とりあえず気に入った米びつが見つかるまで、これでいこう、と。
それは、10キロ入りの米袋がすっぽりぴったり入る、麻の袋を手作りすること。
中は米袋をそのまま入れるので、清潔です。
口は、無造作に麻紐でしばるという感じで、
雰囲気はパンやさんの裏に転がった、粉の入った麻袋だけど、
布地はもうちょっと目のつんだ、薄手のものにしました。
☆☆2006年のわたしの米びつ
作りました。麻のキッチンクロスを半分に折って縫い合わせたら、
10kgの米袋とおんなじ大きさということに気がつき
さっそくちくちく。
(飽きたらほどいて再利用できるように、クロスを使って手作りするときは、必ず手縫いにします。ミシンだとほどくのが大変。)
(こういうクロスを使用)
麻の目をひろってクロスステッチでイニシャルを入れて。
口は、麻紐と古い鉄のペグで止めることに。
けっこう可愛い~☆
口のところは、ワインコルクと麻紐でも可愛いと思います。
お試しくださいね。
☆☆2018年のうちの米びつ
そうなんです、結局
「美味しいお米を買って、それが変質しにくい環境を作りたい」
という思いが、おしゃれという状況をうわまわりまして
米、と書いてある
桐の米びつになりました。
でも、なんだか
すとーんと腑に落ちたというか
もう、米びつ探しはここ10年していません。
たぶん、ずっとずっと……
これを使い続けるという確信があります。
良いところは、上をパカッと開けるんじゃなく
スライド式なところ。
桐の米びつ、おすすめです。